新生活の思い出
こんにちは。岡山駅前(東口)キャンパス講師の高杉です。
4月になり、それぞれに新しい生活がスタートする時期になりました。
この度、岡山駅前キャンパスに入学される皆様、ご入学おめでとうございます。
転入・編入された方、在学生の方も、一緒に、大切に日々をすごしていきましょう!
今回は、私自身の「新生活」に関する思い出を振り返ります。読んでいただけると幸いです。
私の「新生活」の思い出といえば、大学入学時です。小中高と岡山県で暮らした私は、大学入学と同時に兵庫県・神戸市に引っ越しました。
県外に出て生活するのも初めての上、中高時代の友達が誰一人いない環境で、たった一人。
大学合格が分かって以降、受験を乗り越えた喜びを味わう間もなく、入学や引っ越しに向けてとにかく慌ただしかったことと、故郷や友達の元を離れることへの不安でいっぱいだったことを思い出します。
神戸に引っ越したその日。大学の寮に初めて足を踏み入れた時の、独特のひんやりした空気は忘れられません。不安と緊張が高まり、心がキュッとなった瞬間でした。
私の暮らした寮は、在学中に映画「ノルウェイの森」の撮影地になりました。撮影日、屋上から同級生みんなと覗き見して怒られたことは、今となっては良い思い出です。
入寮してからは、寮母さんが温かい笑顔で迎えてくださり、その穏やかな人柄や話し方にとても救われたことを思い出します。また、私と同室になった先輩も笑顔で迎え入れてくれ、寮内を案内してくれたり、たくさん話を聞いてくださり、とても優しくしてくれました。食堂で調理してくださる方も、清掃をしてくださる方も、みなさん温かい方ばかりで、少しずつではありましたが、不安が徐々に和らいだのを覚えています。
午後には、私と同じく他県から引っ越して入寮してきた同級生にたくさん出会いました。たしか、20人弱いたような。同じ学部の子もたくさんいて、本当に素敵な子ばかりで、入学式に行くのも、初めて講義に出席するのも、“私一人じゃないんだ!”と、ほっと胸をなでおろしました。寮では「○○やないとぉ?」「ハーバーランド行ってみりん?」とか、初めて聞くかわいらしい方言が飛び交って、とてもにぎやかだった記憶があります。
ほどなくして、入学式、オリエンテーション、健康診断、初めての講義、試験、レポート・・・など、怒涛のキャンパスライフが始まり、故郷を離れる寂しさは、勉強についていく焦りに完全に置き換わりました(汗)レポートも、試験も、日々の予習復習も、思い出したくないほど大変でした(泣)
それでも、先輩や同級生、先生方に恵まれたおかげで、なんとか乗り越えて、進級、就活、卒業、とあっという間に時間は過ぎ去っていきました。
慌ただしく過ぎる時間の中で、寮で最初に出会った先輩がされていた寮の自治会を、いつの間にか自分も引き継いでいました。あの時、同級生と夜な夜な運営会議を頑張ったなぁ~とか、今あの寮が綺麗に生まれ変わって、エアコンまで設置されているのは、きっと自分たちのおかげだよな~、とか、今でもあれこれ思いを馳せたりしています。
ただの思い出話となりましたが、もともと私は新しいチャレンジが好きとか、新しいことにワクワクするタイプではありません。
環境が変わるのも、新しいことを始めるのもとても苦手でついネガティブな気持ちに押しつぶされそうになってしまいます。
そんなときにストレス発散したり、気を紛らわせる趣味なども特別ありません。
ただ、不安なまま時間が過ぎるのを待つのみです。
それでも、何とか耐え忍ぶ間に、大切な友人や恩人に出会って、彼らに支えてもらいながら、不安を少しずつ小さくして、スタート時のしんどい時期を乗り切ってきました。
大学入学以降、初めての就職の時も、転職した時も、出産した時も、わりとそんな風に新生活を乗り越えてきました(汗)
目下、どうしても取りたい資格があり、今月初めて、通信制の大学に入学しました。この春に岡山駅前キャンパスを卒業した方の中には、同じ境遇の方もいますね!一緒に頑張りましょう☆
今リアルタイムに新生活を迎えている方々には、期待に胸を膨らませている方ばかりではないかもしれません。でも、時間が過ぎる間に、人や出来事など、様々なものとの出会いがあります。大変なこともあるとは思いますが、楽しいこともきっと待っています。
それぞれにある大切な出会いを逃すことなく、皆さんが素敵な未来に進んで行かれることを心から願っています。
先月キャンパスを卒業したみんなにも、素敵な未来が待っていますように。